朝寝2
気持ちよく朝寝しているところを邪魔して、起きたもののまだ眠いのか欠伸もせずにボーっとする赤トラ猫に、しつこく声をかけていたら、おもむろに猫は欠伸をすると、隙間から這い出てきた。
撫でたいぞーと鼻息も荒くわくわくしていたら、トラ猫は私をさくっとスルーして横切っていった。
挨拶もないなんて寂しいじゃないのよ、と付いていくと数件先の軒先にびしっと座ってしまった。
首輪をしていなかったので、てっきり野良猫だと思っていたのだが、そこのお宅で飼われている猫らしい。

しかし全く鳴きもせずに窓の側に座っているためか、窓が開く気配は全くない。
ところが猫はあせる様子もなく、今度は日なたでうとうとし始めた。
窓があくまで寝て待つらしい。
そののんびり具合にほんわりと和んだところで、時間が迫っていることに気がついて慌てて仕事に向かった。