陽だまりにて
今日は日差しが暖かいぞと思いながら歩いていたら、猫も同じだったらしい。
電信柱の側で、般若のような顔して日なたぼっこしている猫に会った。
警戒しているのか、声をかけても耳を後ろに寝かせたまま動こうとしない。
どうやら気持ちよく日なたぼっこしていたところを邪魔してしまったらしく、ものすごく怒った顔してこちらを睨んでいる。

ごめんよう、と謝ってみたのだが、雪解けの気配は全く見られないので、謝罪の気持ちを行動で表すためにもさっさとその場を離れることにした。
でも、天下の公道を歩いていただけなのに、あんなに怖い顔するなんてー、と納得できない気持ちもちらりと頭を掠めたので、未練がましく振り返ってみたら、相変わらず猫は耳を寝かせてこちらを凝視していた。
ううう、怖いよう。