陽だまりにて2
日なたぼっこしていた三毛猫に怒られて、納得できない気持ちがあるもののそそくさとその場を後にしたら、少し離れた軒先にも、きれいな茶トラ柄の猫がちょこんと座っていた。
しきりと三毛猫のほうを伺ってもじもじとしているが、その場を離れようとはしない。
ただのきさきに座っている姿が、なんとも風景となじんでいたので、まだ動かないでーと祈りつつシャッターを切った。

幸い猫は動こうにも三毛猫が怖くて動けなかったらしく、カメラに目線までくれるサービス振りだった。
写真を撮るのを切り上げると、あの子怖いよねぇ、と話しかけてみる。
言葉が通じたのか偶然か、呼応するように茶トラの猫が三毛猫の方に目をやったので、それに倣って見てみると、三毛猫はどこ吹く風で日なたに寝転がっていた。