塀の猫
昼休みに、職場近くに猫はいないかと探索に出てみたのだが、やはり寒い季節はなかなか猫はいないようだ。
曇ってきてさらに風が冷たくなってきたので、寒さに負けて戻ろうかとしたところ、塀の上にへばりつく猫を発見した。
こんなとこにいるのね、と声をかけてみたら、あまり日当たりもよくないのに、絶妙にバランスを取りながら猫はこちらを見た。

とりあえず一枚写真を撮ってみて、その体勢辛くない?と近寄ってみたら、猫はさっと塀から降りると、家と家の隙間に消えていった。
どうやら散歩の途中ちょっと塀に登ってみたら、私に見つかってしまい動くに動けなくなっていたらしい。
寒いのに足止めしてごめんよう、と謝りたかったのだが、すでにもう猫の姿はないのだった。