ストーカー失敗
うきうきとした足取りで、散歩する猫を見つけたので後を追ってみた。
綺麗な黒ねこだなぁとおもいながらそっとついて行くと、猫は最初は気がついていないようだったのだが、やはり気配を感じたのか、振り返って私の姿を確認すると歩調を速めて歩いていった。
しかし私もいつもいつも逃げられてばかりではいられないもんね、と意地になって追いかけてみたところ、猫はアパートの敷地の庭だか空き地だか、ようするにうっかり足を踏み入れたら、不法侵入で捕まったりしちゃうんじゃないかと二の足を踏んでしまうところへと入っていった。
猫は私(と言うより人間全般だと思われる。)がまず入ってこられない安全地帯だと知っているのか、敷地に入ると歩調を緩めて悠々と日なたを選んで座り込んでいた。

悔しいので望遠レンズで撮ってみたけれど、当然猫は視線をくれる様子もなく、ゆったりと座り込んでいた。