牽制
一直線に並んだ猫をニヤニヤしながら見ていたのだが、飽きっぽいのか、何か決まりでもあるのか、手前の2匹はやがてまたうろうろと歩き出した。
奥にいた猫だけは、全く動こうとはしなかったが。
そんなに仲が良いわけでもなさそうだったので、まためいめい好きなところへ歩き出すのかと思っていたら、2匹とも近くに止めてあった自転車の匂いを嗅ぎに行ったようで同じ方向へ歩き出した。
余談だが、猫はタイヤの匂いが好きなのだろうか。
バイクや自動車の匂いを一生懸命嗅いでいる猫を良く見る気がするのだが。
そういうわけで自転車のタイヤの匂いも嗅ぐのかと思ってみていたわけだが、なぜか物憂げな猫が、あとから来た猫に近づくなと言いたげに牽制していた。

気を遣って生きているように見えたのだが、これだけは譲れない何かがあるのだろうか。