隙間からのぞく視線
石碑の攻防を繰り返すこと数分、おととい来やがれ、と猫ににらまれてしまったので、ほかの猫はいないかとぼとぼと境内へ向かってみたところ、境内には警戒心に満ち々た視線を送る猫の姿が。
先ほど白猫と繰り広げた石碑での攻防を見ていたのだろうか。
何じゃお前、という視線をひしひしと感じる。
警戒心というより敵愾心に近そうな雰囲気に多少怖気ついたのだが、隙間から覗く鋭い眼光に惹かれて挨拶もそこそこに、ばしばしとシャッターを切る。
聞きなれないシャッター音がまた警戒をあおったか、猫は厳しい表情のまま、ニャーと鳴いた。
何撮ってるんじゃ、とでも抗議していたのだろうか。
そのうち襲い掛かってくるんじゃ、とちょっと怯えながらシャッターを切った。